ラズパイに Bullseye(ブルズアイ)を導入。

2025-04-13ソフトウェアRaspberry Pi

2022年2月に、ラズパイOSの64bit版「Bullseye」が正式に公開されました。64bit版では、多くのメモリーが使用出来るようになり、64bitに対応した一部のアプリケーションでは、処理速度が高速化されます。※記事の内容は、作成時のものとなります。現在は修正されている場合があります。

 

◻︎導入、動作環境

ハードウェア/Raspberry Pi 4 Model B 8G
OS/Raspberry Pi OS Bullseye desktop(64bit)※32bit版もあります。
その他/公式7インチタッチディスプレイ、外部HDMIモニター

 

導入準備

ダウンロード。

公式の起動メディア作成アプリをダウンロードします。対応機種/Windows、Mac、Ubuntu、Pi OS用

Raspberry Pi Imager ラズベリーパイ公式サイト。

 

起動メディアの作成。

Raspberry Pi Imagerを起動します。Raspberry Pi OS(other)から desktop(64bit)Bullseyeを選びます。OS、SDカードを選んで書き込みするだけです。※歯車アイコンから高度な書き込みオプションが追加されました。

 

設定

チュートリアルを終えて再起動するだけで、日本語環境で使用出来るようになります。

※R6年現在、64bit版ChromiumでもDRM(デジタル著作権管理)コンテンツがサポートされたため、32bit版Chromiumを導入する必要はありません。

64 ビットの Chromium と Widevine 公式フォーラム。

 

32bit版Chromium。

64bit版Chromiumでは、WidevineCDMライブラリがないため、DRM(デジタル著作権管理)コンテンツが再生出来ないようです(アマゾンプライムビデオやSpotifyなど)。32bit版Chromiumを導入すると再生出来るようになります。

◎32bit版 Chromiumの導入。

$ sudo apt install chromium-browser:armhf libwidevinecdm0

◎64bit版 Chromiumに戻す。

$ sudo apt install chromium-browser:arm64 libwidevinecdm0-

Chromium。 ラズベリーパイ公式サイト。

上記コマンドで、日本語用のChromiumが導入されました。32bit版Chromiumで、DRMコンテンツの動作を確認しました。

 

問題点

2022年2月現在の動作状況です。

lcd_rotate=2が効かない。

公式7インチタッチディスプレイで「config.txt」に「lcd_rotate=2」を追加しても反映されない。

◻︎解決方法
Pi OS起動後に「Screen Configuration」から回転すると、再起動しても回転したままになりました。※カーネルコマンドラインを使用して回転出来るようです。(未検証)

タッチディスプレイ 公式ドキュメント。

 

ウィンドウがメニューの下に入る。

Busterではメニューの上にあったウィンドウが、Bullseyeでは下に入ってしまう。小さい画面のタッチ操作では、かなり不便です。変更方法は不明。

 

言語アイコンの背景が透ける。

動作に問題はないですが、ひとつだけアイコンの背景が透けるのは気になります。

 

その他。

・対応アプリが少ない。
・HDMI出力が不安定 など。

 

まとめ

使い方にもよりますが、現状ではトラブルが多すぎて、メインで使えそうにありません。アプリが対応していないのは仕方ないですが、HDMI出力やOSの基本操作系のトラブルは、しっかりと修正して欲しいところです。今後のアップデートに期待です。しばらくは、トラブルの少ない32bit「Buster」がメインで良さそうです。