カードサイズなのに高性能、遊べる小型コンピュータ。Raspberry Pi 4B 8G

電子工作やプログラミングでの使用が多いですが、ネット検索や動画再生、書類作成など、普段使いのパソコンとして使用も可能です。新型のPi 5が出ましたが、Pi 4Bもまだまだ現役です。※記事内容は作成時のものです。古くなっている場合があります。
◻︎ラズパイ4Bの特徴
◎USB 3.0対応
データの転送速度も上がり、USBブートも高速に。
◎電源入力コネクター
micro USBからUSB type Cになり、安定した給電が可能。
◎スペックアップ
デュアル4K出力、Ethernet(有線LAN)1000Mbps、Bluetooth5.0対応。
仕様および詳細は、販売サイトでご確認ください。
Raspberry Pi 4 ラズパイ公式サイト。
更新履歴
2025-4-3/古くなった内容を更新しました。
起動準備
必要なハード。
必要なものが揃ったスターターキットも販売されていますが、こだわりがある方は、個別購入がおすすめです。スマホの充電ケーブルや、パソコンのキーボードやマウスがあれば代用できます。
高耐久 microSDXC 64GB、QGeeM、Smraza。
◎Raspberry Pi本体
日本国内で使用するには「技適マーク」が付いた本体が必要。
◎電源アダプタ
USB Type-Cで 5V 3A出力。ラズパイ4Bには、電源ボタンが無いためスイッチ付きがおすすめ。
◎記録メディア
microSDカードやUSBフラッシュドライブ。OSの起動時に必要。
◻︎microSDカードの購入ポイント
・SDカードは壊れやすく、寿命が短い。(書き込み回数制限有)
・UHS-Iは、読み込み/書き込み速度上限。(104MB/秒)
・書き込み速度は32GBより、64GB→128GBの方が速い。(読み込み速度はほぼ同じ)
・書き込み速度保証。C10(10MB/秒)、U3、V30(30MB/秒)
・A1、A2は、スマホアプリ向けのランダム読み込み/書き込み最低処理速度保証。
・ドライブレコーダー用や産業用SDカードは高耐久。
価格や性能バランスを考慮すると、UHS-IでC10、U3、V30やA1、A2表記のある128GBのカードが良さそうです。ドラレコ用も検討したいところです。スマホアプリ向けの規格A1、A2がラズパイOSで効果があるかは不明。
◻︎USBフラッシュドライブの購入ポイント
なるべく新しい規格のUSB3.0互換で、転送速度が速いものを選択。ただしSDカードと同じく寿命は短め。予算に余裕があれば、寿命の長いUSBタイプのSSDもおすすめです。※消費電力に注意。
◎microHDMIケーブル
モニターやTVなど、映像出力時に必要。
◎Windows、Mac、Linuxなど
OSの起動メディアの作成に、パソコンが必要です。※スターターキッドにインストール済みのOSは、バージョンが古い場合があります。
◎その他
・キーボード、マウス(有線/無線)
・スピーカー(有線/無線)
・HDMI対応のモニターやTV
・ヒートシンク、冷却ファン、4専用ケース
・インターネット環境
OSの起動メディア作成
Raspberry Pi Imager ラズベリーパイ財団の公式サイト。
公式サイトから「Raspberry PiImager」をダウンロード。インストールが終了したら、アプリを起動します。
CHOOSE OS
使いたいOSを選びます。
CHOOSE STORAGE
パソコンに接続した記録メディアを選びます。
WRITE
書き込みを開始します。SDカードにデータが残っていても自動でフォーマットして上書きします。
※新しいバージョンでも、手順はほぼ同じです。
まとめ
本体以外にも必要なものが多く、揃えるのに手間がかかりますが、用途に合わせて必要なハードを追加出来るのは面白いところです。新型のPi 5やPi 400も発売されましたが、電源が3A出力でも安定して動作するPi 4は、モバイル用途で需要があるかも知れません。