ラズパイ用の冷却ファン。FAN SHIM

ラズパイ4B/3B+/3A+で使用出来る冷却ファンです。公式7インチディスプレイケースにも収まります。
◻︎特徴
◎小型で省スペース。
・冷却ファンを付けたまま、ケースに収まる。
◎RGB LEDライト付。
・通常時は緑、Raspberry Piの温度が高くなると赤に点灯。
◎冷却ファンの自動制御。
・Raspberry Piの温度でファンスイッチがオンオフします。
◎GPIOピンの拡張。
・冷却ファンを使用してもいても、GPIOピンが使用出来ます。(モニターの電源供給可)
◻︎動作環境
ハードウェア/Raspberry Pi 4 Model B 8G。
OS/Raspberry Pi OS
仕様および詳細は、販売サイトをご覧ください。
FanSHIM 販売サイト。※国内サイトでも入手可能です。
取り付け
ネジの向きに注意して、ファンと基盤を固定します。基盤裏からネジを通し、ナット→ファン→ナット。ファンの向きはパッケージ写真参考。電源ケーブルを差し込み、GPIOピンに差し込みます。
下記トピックのGPIOピン番号を参考に、ディスプレイ電源をジャンパー線で接続します。ピン番号④に赤⑥に黒を繋げます。赤を②にすると電源が不安定になりました。
◻︎参考トピック
GPIO GPIOピン番号。
制御ソフトの導入
2021年8月、ラズパイOSの設定にファンの設定項目が追加されています。この設定を有効にすると、専用ソフトウェアを入れなくても、FanSHIMを制御することが出来ます。
設定。
Fanを有効にします。Fan GPIOを「18」にするとFanSHIMが動きます。Fan Temperatureはそのままで良いと思います。
◻︎参考サイト
Raspberry Pi4ケースファン 製品情報。
インストール。
制御ソフトはRaspberry Pi OS full(32bit)で動作確認。
FanSHIM Pythonライブラリダウンロード。
$ git clone https://github.com/pimoroni/fanshim-python |
展開したフォルダに移動します。
$ cd fanshim-python |
制御ソフトを起動します。
$ sudo ./install.sh |
ミニディスプレイ、RGBライトが点灯しファンが回り始めたら成功です。
◻︎参考サイト
PIMORONIチュートリアル ファンSHIM入門。
まとめ
ファンが回転中は少しうるさいですが、ケースに収まりGPIOピンがフリーになる小型ファンは、他にはないと思います。Ubuntu系で使えないのは残念ですが、Raspberry Pi OSでは快適に動作しました。(64bitは未検証) 公式7インチディスプレイケースにもしっかり収まり、蓋をしたままでも安定して使用出来ました。