ラズパイ用の冷却ファン。FAN SHIM

2025-04-13ソフトウェア,ハードウェアRaspberry Pi

ラズパイ4B/3B+/3A+で使用出来る冷却ファンです。公式7インチディスプレイケースにも収まります。

 

◻︎特徴

◎小型で省スペース。
・冷却ファンを付けたまま、ケースに収まる。

◎RGB LEDライト付。
・通常時は緑、Raspberry Piの温度が高くなると赤に点灯。

◎冷却ファンの自動制御。
・Raspberry Piの温度でファンスイッチがオンオフします。

◎GPIOピンの拡張。
・冷却ファンを使用してもいても、GPIOピンが使用出来ます。(モニターの電源供給可)

 

◻︎動作環境

ハードウェア/Raspberry Pi 4 Model B 8G。
OS/Raspberry Pi OS

 

仕様および詳細は、販売サイトをご覧ください。

FanSHIM 販売サイト。※国内サイトでも入手可能です。

 

取り付け

ネジの向きに注意して、ファンと基盤を固定します。基盤裏からネジを通し、ナット→ファン→ナット。ファンの向きはパッケージ写真参考。電源ケーブルを差し込み、GPIOピンに差し込みます。

 

下記トピックのGPIOピン番号を参考に、ディスプレイ電源をジャンパー線で接続します。ピン番号④に赤⑥に黒を繋げます。赤を②にすると電源が不安定になりました。

 

◻︎参考トピック

GPIO GPIOピン番号。

 

制御ソフトの導入

2021年8月、ラズパイOSの設定にファンの設定項目が追加されています。この設定を有効にすると、専用ソフトウェアを入れなくても、FanSHIMを制御することが出来ます。

設定。

Fanを有効にします。Fan GPIOを「18」にするとFanSHIMが動きます。Fan Temperatureはそのままで良いと思います。

 

◻︎参考サイト

Raspberry Pi4ケースファン 製品情報。

 

インストール。

制御ソフトはRaspberry Pi OS full(32bit)で動作確認。

 

FanSHIM Pythonライブラリダウンロード。

$ git clone https://github.com/pimoroni/fanshim-python

展開したフォルダに移動します。

$ cd fanshim-python

制御ソフトを起動します。

$ sudo ./install.sh

ミニディスプレイ、RGBライトが点灯しファンが回り始めたら成功です。

 

◻︎参考サイト

PIMORONIチュートリアル ファンSHIM入門。

 

まとめ

ファンが回転中は少しうるさいですが、ケースに収まりGPIOピンがフリーになる小型ファンは、他にはないと思います。Ubuntu系で使えないのは残念ですが、Raspberry Pi OSでは快適に動作しました。(64bitは未検証) 公式7インチディスプレイケースにもしっかり収まり、蓋をしたままでも安定して使用出来ました。