Boseヘッドホンを、モガミ2944でリケーブル。

2023-12-28モノヘッドホン

Bose SoundTrue AEの純正ケーブルは、販売終了していて入手困難。ヘッドホン側の端子は2.5mm。プラグ差し込み口は特殊な形状でかなり細い。市販の代用ケーブルは選択肢も少なく、長さ・色・形など不満もあり応用しにくい。

Bose SoundTrue AEにも接続出来て、自作出来そうな2.5mmミニプラグを発見!モガミ2944ケーブルは、他のスピーカー接続にも使っていて気に入っています。今回のリケーブルにも使用しました。

◻︎購入したもの
モガミ2944ケーブル5m(S型-L型) CABLECRAFT 音光堂。
ステレオ3極2.5mmミニプラグ Aliexpress。
ステレオ3極3.5mmミニプラグ AMPHENOL KS3PC-AU。

 

◻︎動作環境
BOSE SoundTrue around-ear(AE) headphones

音質は大きなクセも無くフラットで、長時間使用していても疲れにくい。有線接続のみですが、TV・映画・ゲーム・音楽鑑賞まで、オールマイティに使えます。

 

2.5mmミニプラグの加工。

なかなか手強いBose SoundTrue AE。そのままでは差し込めなかったので、黒いプラスチック部分を削ります。シルバー部分は、メッキ加工されていますが金属ではなさそうです。

 

リケーブル作業。

ケーブルの切断と接続確認。

今回購入したモガミ2944ケーブルは、3.5mmのストレートプラグ(S型)とL型プラグ(L型)が付いています。ヘッドホンをBluetooth化するので、短めに切断します。(S型から約500mm)

3.5mm側は、赤が左(L)、白が右(R)、中央がグランド(GND)に繋がっていました。2.5mm側のプラグの形状は、情報も少なく苦労しました。写真の左側からグランド(GND)、中央が白で左(R)、右側が赤で左(L)。

 

ハンダ付。

1度目は失敗してぐちゃぐちゃになりましたが、2回目は綺麗に付ける事が出来ました。銅線をハンダで包み、接続側にも少しハンダを乗せておくと、付けやすかったです。プラグが小さいため、ハンダ付けの難易度はかなり高い。手持ちの収縮チューブは太すぎたため、使いませんでした。

 

ヘッドホンを有線接続するため、ケーブルをもう一本作ります。L型プラグ(L型)から約1.2mぐらいで切断し、ストレートプラグ(S型)をハンダ付けします。3.5mmプラグのハンダ付けは簡単でした。

 

作業完了。

プラグの蓋を閉めたら完成です。Bluetooth接続は、短いケーブルを使います。長めのケーブルは、ヘッドホンの有線接続や、スピーカー接続の延長用に使います。

ヘッドホンケーブルを延長する時、中継プラグアダプターを使います(繋げた部分の金属が重い...)。余裕があれば2.5mmプラグを再購入して、ヘッドホン専用で長めの有線接続ケーブルも作りたいと思います。

◻︎追加購入したもの
ステレオミニプラグアダプター オーディオテクニカ AT509CS。

 

まとめ。

有線接続。

プラグなのかケーブルが原因なのか、音が劇的に変化しました!ステレオ感がかなり強くなり、左右で違う音が鳴り響きます。低音やメインボーガルは左、中高音やコーラスが右寄り。また音質が鮮明になり、楽器や声が分離され個々に聞こえます。

フラットで聴きやすかったBoseのヘッドホンでしたが、クセが強く面白い音になりました。聞こえなかった音も聞こえるようになり、聴き慣れた曲も新鮮に聴くことが出来ました。

セリフや会話なども左寄りなので、そのままではTV鑑賞や通話などには向きません。市販の2.5mmケーブルや、DAC(デジタルアナログコンバーター)を通すとフラットな音になります。

◻︎フラット化で試したもの(Windows、Mac、iPhone、iPodで動作確認)
2.5mm to 3.5mm オスオス 変換  アマゾン販売サイト。
Bose SoundTrue AEにも加工無しで使用可能。短くて良いが、赤色しかない。

USB サウンドカード 7.1ch アマゾン販売サイト。
たまたま持っていた安価なDAC。音質は最低(専用ソフトがあると良くなるらしいが、正規ダウンロードサイトは不明)。ノイズも少なく中高音は聞こえやすいので、通話やTV鑑賞には良いかも知れない。

Bluetooth接続。

MacやiPhoneからAACで受信。受信機からヘッドホンには、有線ケーブルで接続しているので聞こえ方は同じ。有線と比べると、音のパワーが減少し鮮明さも若干濁ります。しかし、手軽さやコードからの開放を考えれば、十分な音質です。

◻︎動作環境
Elekele EBRT1002 新型が出ています。送受信は、aptX HDやaptX Low Latencyまで対応。マイクはおまけ程度の音質。

ケーブルやプラグで、音質が大きく変化する事が分かりました。モガミ2944以外のケーブルにも挑戦してみたいと思います。