Clockworkが手がけるファンタジーコンソール。uConsole
産業・組み込み用モデルのラズパイを使った、プログラマー向けのコンソール機。外見だけではなく、中身も美しいミニコンピュータです。
◻︎uConsoleの特徴
◎DIYで組み立て
バラバラになっているパーツを、自分で組み立ます。
◎用途に合わせて選べる4つの構成
購入時に3つのコアモジュール、またはCM4を選択出来ます。※在庫切れの場合もあります。
◎OS、アプリ、開発ツール
サポートされているソフトウェアが充実。
◻︎動作環境
ハードウェア/RPI-CM4 ARM64 ビット クアッドコア Cortex-A72。
仕様:RPI-CM4の場合。
【入出力】USB2.0-typeA/Micro-HDMI/3.5mmオーディオ端子(マイク入力対応)/ステレオスピーカー/Micro SD カードスロット
/標準 HD 720p 5.0 インチ IPS スクリーン/バックライト付きキーボード/物理ミニ トラックボール/ゲームパッド
【通信】5G Wi-Fi (802.11ac) + Bluetooth 5.0/4G LTE(オプション)
【電源】USB-typeC/18650 バッテリー(別売)
【本体サイズ】175x140x30mm
【付属品】SDカード32G(OSインストール済み)/六角レンチ
ClockworkPi 公式販売サイト。
DIY。
組み立て。
キットは綺麗に収納されています。パーツ数も少なく組み立ては簡単。基盤の取り付けから外観パーツまで、全て1種類のネジで組み立てる事が出来ます。
モニターにはキズ防止のため、安価な保護フィルムを貼っておきました。
18650型のリチウム電池は別売。
◻︎使用したリチウム電池
KEEPPOWER 18650 日本総代理店楽天ストア。
OS起動。
OSはBullseyeがベースで、uConsole用にカスタムしたものが付属。通常のBullseyeより安定していて使いやすいです。バッテリー残量表示あり。
まとめ。
世界的なパンデミック(コロナウイルス)で半導体不足の影響もあり、予約注文から商品が届くまで約1年。すでに売り切れの商品もあり、現在も入手困難。再販やパーツのバラ売りもして欲しいところです。
使用レビュー。
キーボードの裏に電池BOXがあり、本体の重心が下の方になっているので重さはありますが持ちやすい。片手では使えないので両手持ちが基本。キーボードやコントローラーはサイズの割には押しやすい。キー配列は独特なので慣れが必要。物理トラックボールマウスは小さいですが使いやすい。Micro-HDMI出力は、RPI-CM4のパワー不足のせいか4Kだときびしい。
Bluetoothは問題なく接続出来ますが、Wi-Fiは感度が弱く繋がりにくい。バッテリーは動画の連続再生で約4時間。本体での充電はとても遅いので、モバイル用途で使う場合は、別途急速充電器や予備の電池が欲しいところ。※本体でのフル充電は約5〜6時間以上。電池交換には付属の六角レンチが必要です。4G/LTEは未検証。
裏蓋の六角ネジは、市販の手回しネジ「M4×6mm」で代用出来ました。背面スタンドが全開出来なくなりますが、特に支障はないと思います。頻繁に開け閉めする場合、交換しておくと便利です。
入手困難ですが、ラズパイを使ったセンスの良いハードウェアは他にないので、気に入った方は早めに手に入れておきたいところ。公式サイトで購入すると、メールでオーダーナンバーが送られてくるので、あとは商品が届くまでひたすら待つだけです。サイトのコミュニティにuConsoleの情報がたくさんあります。